ネズミが家に住みついているとわかると、夜もおちおち寝られませんよね。
なんとか駆除したいけれど、方法がわからないという人が多いのではないでしょうか。
プロのネズミ駆除業者にお願いするのもひとつの方法ですが、このページではなるべく費用をかけずに自分で駆除する方法をご紹介します。
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目次
自分でネズミ駆除をする3つの方法
ネズミを自分で駆除する方法としては、次の3つの方法があります。
- ネズミを追い出して駆除する方法
- ネズミを捕獲して処分する方法
- ネズミを殺処分する方法
それぞれの方法で安全性や難易度、そしてメリットとデメリットがあります。
詳しくご紹介します。
ネズミを追い出して駆除する方法
ネズミを駆除するには、ネズミの姿を見なければいけない。でも、姿を見るのが怖いという人が多いのではないでしょうか。
ましてや殺処分など、とてもじゃないけどできない。そんな人には、とにかくネズミを追い出すことがおすすめです。
ネズミを追い出す方法は次の2通りあります。
- ネズミが嫌がる周波数を発して追い出す超音波駆除法
- 忌避剤(きひざい)や忌避スプレーを使って追い出す方法
ネズミが嫌がる周波数を発して追い出す超音波駆除法
ネズミが嫌がる周波数というものがあります。
ネズミにだけ聞こえる音で、人間には聞こえない周波数なので特に人体に害はありません。もちろん生活する中で不快を感じることもありません。
(一部の人には聞こえることがあるので、注意してください。)
ネズミが嫌がる周波数を出す装置はホームセンターなどで数千円から1万円程度で販売しています。
その装置を屋根裏や押し入れの中などネズミがいそうな場所に設置しておきましょう。
しばらくしてネズミの足音やネズミの糞がなければ出て行ったと判断できます。
メリットとしては、費用はそれほどかからず難易度も低い上に安全性が高いという点でしょう。
ただ、この方法にはデメリットもあり、ネズミが超音波に慣れて効果が薄れるという点があります。また、超音波が届かない場所にいるネズミには、当然ですが効果が得られません。
たちまちネズミを追い出したいという時の対処法ということになります。
忌避剤(きひざい)や忌避スプレーを使って追い出す方法
ネズミが嫌がるニオイを出して追い出す方法で、ホームセンターなどで売っている忌避剤(きひざい)を使います。
ネズミはハッカというハーブの一種や唐辛子、ワサビなどの香辛料のニオイを嫌がります。それを使った忌避剤があるので、ネズミが通りそうな場所に設置すると、ネズミが嫌がって近づかなくなります。
ネズミの通り道に置くタイプとスプレーするタイプがあるので、用途や場所によって使い分けるといいでしょう。
忌避剤を使う駆除方法のメリットとしては安全であること、ネズミの姿を見なくていいこと、人体に無害であることなどがあげられます。
一方、デメリットとしては、次第にニオイが薄れてしまうという点です。ニオイが薄れると効果がなくなり、またネズミがやってくる可能性があります。
スプレーは噴射したときだけの効果なので、長続きしないという点もデメリットだと言えるでしょう。
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ネズミを捕獲して処分する方法
ネズミを追い出す方法はネズミの姿を見なくてもいいので苦手な人にはおすすめできますが、デメリットもあり確実な方法とは言えません。
そこでおすすめなのは、直接捕まえて処分する方法です。
もちろん素手で捕まえることは無理なので、次のような器具を使って捕獲します。
- 粘着シート
- カゴトラップ(ラットハウス)
- バネ式ネズミ捕り
粘着シートでネズミを捕る方法
ゴキブリの通り道に粘着シートを貼ったものを置いて駆除することがありますが、ネズミの場合も仕組みは同じですが、もっと大きなものになります。
ハウス型の箱の中に粘着シートを貼り、その中にネズミが好む餌を置いて誘い出して捕獲する方法です。
さらにもっと広い場所でネズミが通る道の全面に粘着シートを置く方法もあります。
特に通路の全面に粘着シートを貼る方法は確実に捕獲できるというメリットがありますが、捕まえたネズミの姿を見なければいけないという点がデメリットです。
また、捕獲したネズミの処理をどうするかという問題もあります。
カゴトラップ(ラットハウス)でネズミを捕る方法
カゴトラップはラットハウスとも呼ばれるもので、よくアニメなどに出てくる装置です。
カゴの中にネズミの好物を置いておき、ネズミが中に入るとバタンと扉が閉まる仕組みになっています。
この方法はネズミだけでなく、イノシシなどを捕まえる際に大きなカゴトラップを仕掛ける場合があります。
ネズミ駆除に使うカゴトラップはそれほど高価なものではなく、1000円程度で購入できるという点がメリットだと言えます。
一方、デメリットもあります。
ネズミは種類によって大きさが異なります。ハツカネズミは小さいですが、ドブネズミやクマネズミは体長が15cm~20cmもあり、かなり大きいです。
捕まえたいネズミの種類に合わせたカゴトラップを設置しないと意味がありません。
特にネズミは小さなものだと思っている人は要注意です。
また、ネズミは頭がいい生き物で、こういった仕掛けはすぐに察知してしまいます。そのため、カゴトラップを置いてもうまく捕獲できるという保証はありません。
さらに、捕獲できたとしても、生け捕りにするわけですからそのネズミの処分も問題です。
いくつかの方法と併用するのがおすすめです。
バネ式ネズミ捕りでネズミを捕る方法
バネがついた板を置いておき、ネズミが近づくとバネが跳ね上がってネズミの身体を押さえて捕獲する方法です。
これもアニメなどで出てくることが多いので、なんとなくイメージできるという人が多いのではないでしょうか。
しかし、この方法はカゴトラップよりも難易度が高く、思ったほどうまくネズミを捕獲できません。特にエサを置いても、エサだけ取って逃げることが多いのが難点です。
バネは結構強力なので、設置する際に自分で自分の指をはさんで痛い思いをしたという人もいます。
単純な仕掛けで安価でできるのはメリットですが、期待するほどの効果が得られないというデメリットがあるということを理解しておきましょう。
ネズミを殺処分する方法
ネズミ駆除の確実な方法は殺処分するというものです。
使用するのは殺鼠剤(さっそざい)で、いわゆる毒餌です。
殺鼠剤は遅効性のものがあり、毒餌を食べてすぐに死なずにしばらくしてから死亡するというものがあります。
その場合、ネズミがどこかに隠れて死んでいることがあります。
生きて捕獲するよりも確実に駆除できるのがメリットですが、毒性があるのでペットが食べて害になるというデメリットがあります。
また、ネズミは知恵がある上に警戒心も強いので、1匹でも仲間のネズミが死ぬと「毒がある」と感じて毒餌を口にしなくなり、効果が薄くなってしまいます。
ただ、ネズミは警戒心が強いので、仲間が殺鼠剤入りのエサを食べて死亡したと知ると、他のネズミは食べなくなることがあります。
どこかに隠れて死んでいると、次第に腐敗し悪臭や害虫が発生するという問題もあります。
結論~ネズミ駆除を自分でするのは難しい
自分でネズミ駆除する場合、器具や装置、薬剤はホームセンターなどで1,000円~1万円程度で手に入ります。
特に「ネズミがいるのでは?」と気づいた最初のころは、ネズミを追い出す方法などをやってみるといいでしょう。
しかし、どの方法もメリットもデメリットもあります。また、ネズミの種類によっても対策が異なります。
根本的に解決したい場合や、ネズミの死骸の処置に困る場合などは専門業者に相談するといいでしょう。
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