一般社団法人 日本ナニー協会 - トイレットコミュニケーション

トイレットコミュニケーション

トイレットコミュニケーション
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布や紙のオムツをしていても、おトイレで排泄し、おトイレタイムを通して、コミュニケーション(会話)を楽しむことを言います。通常オムツを外すために始める「トイレトレーニング とは異なります。 言葉が話せない赤ちゃん期でも、コミュニケーションはとれますから、いつからでも始められます。

メリットは、赤ちゃんに「トイレ」という場所や言葉、一連の行動を理解させやすくなります。 子どもは、産まれてからの2〜3年で「排泄はオムツにするもの」と学んでしまいます。早いうちにおトイレで排泄をしている子どもは、誤解や矛盾が生じず、人間の尊厳も保持できます。また、親も便利な紙オムツですと、つい、意識がいかなくなりますから、子どもの排尿回数や排便回数、いつ排泄しているか時間の感覚が無くなります。 コミュニケーションをとりながら子どもを観察する、子どもをこうした積み重ねの結果、オムツが外れる月齢が平均より1歳ほど早くなるのです。

ポイントは、排尿と排便を分けて考えることです。大人はつい、一括りにしてしまいますが、子どもにとっては力の入れ方や感覚が別のものです。 どんなに時代は変わっても、便利なグッズが増えても、人間の発達の仕組みに何の変化もありません。 育児の伝承として、次世代に伝えたい習慣の一つでしょう。

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注意事項として、確かに排泄の自立は、高次神経の成熟と密接な関係にありますから、早く早く、と焦っても無駄な部分があります。個人差と言われてしまうと、その判断は難しいものです。 しかし、社会から完全に遮断され、放任されて育った4歳児が、発見された時には健常児にもかかわらず排泄が垂れ流しだった例もあります。大人側からなんらかの働きかけがあり、その刺激で高次神経系の発達が起こり、排泄の自立が促されます。乳児の生理的条件を考慮し、神経質に追いたてることなく、1日1回のおトイレ排泄から始めてみましょう。 

トイレットコミュニケーション講座(PDFファイル)